1)経営戦略・経営計画の策定
貴社の属する業界、業種、規模、取り扱い製品、受注形態、流通形態、等々によって、抱える経営上の問題は種々様々であると思います。それらの問題の中には、比較的解決の容易なものもありますが、解決が困難なものもあります。
まずは、貴社の経営状況を ”総合的” に眺めること、即ち、商品開発、マーケティング、生産、販売、配送、品質管理、IT、人事組織、など、貴社の一連の業務を ”総合的=全体的” に眺めて、何が問題かを判断し、問題の解決を図って行かなければなりません。これが、経営戦略です。
そのためには種々様々な問題を分類、精査し、優先順位を付けて解決して行くことが必要です。
そのお手伝いをするのが私たちの役目です。
★問題の解決策を導き出すまでの手順は次の通りです。
・貴社の経営における問題点は何かを考えます。
・それらの問題点の中から優先的に解決しなければならない経営課題を抽出します。
・経営課題の解決策を考え、更に経営計画へ反映させます。
ある問題の解決策を考える時に大切なことは、『その問題の本当の原因は何か』ということです。
例えば、ある商品について、『売り上げが伸びない』という問題があり、社内で討議したところ、その理由として、『営業マンの意欲が足りない』 『値段が高すぎる』 『そもそも製品の品質がイマイチだ』 等の意見が出たとしましょう。
しかし、これらは原因ではなく現象に過ぎません。
原因になっている本当の部分を直さない限り、問題の解決は望めません。
貴社と力を合わせて本当の原因を把握し問題を解決しましょう。
2)経営課題を解決するための個別戦略
上記の過程から導き出される経営戦略の内容は、それぞれの企業によって様々です。
次に私たちがお手伝いさせていただくことができる内容を記します。
◆経営品質の改善
”経営品質”といっても難しいことではありません。別の言葉にすると、”業務品質”とも言えます。会社が維持・発展して行くには、適切な利益を上げて行くこと、即ち、儲かる体質にすることが不可欠です。
そのために、まず会社の礎として必要なのは、
①業務の仕組みを整備し明確にすること。
②更に、それらの仕組みを当たり前のものとせずに、常に改善・充実していくことです。
この業務の仕組みが経営品質(業務品質)の中枢と言えます。
このような仕組みづくりは、意外と多くの会社において軽視されているか、または忙しさの中で手を付けずに置かれていますが、仕組みがしっかりとしているか否かによって、経営の品質が左右されます。このような仕組みづくりの大切さを理解いただくと共に、その仕組みづくりのお手伝いをさせていただきます。
会社が維持・発展して行く過程では、必ず何らかの問題が発生します。時折、『当社は現在のところ、何の問題も抱えていない』と言われる経営者がいますが、それは大きな間違いです。問題のない会社というものは存在しません。ただ、気が付いていないだけなのです。あのトヨタでも、常に問題を抱え、その改善に励んでいます。
問題には大まかに、通常の問題とより質の高い問題 の2種類があります。
通常の問題というのは、簡単に言うと、『本来、こうなっていなくてはいけない、という標準や基準の姿』 と 『現実に起きている姿』とのギャップのことです。例えば、不良品や納期遅延などがこれにあてはまります。
より質の高い問題というのは、現在の標準や基準をクリアした上での更に高い『あるべき理想像』と『現状』とのギャップということになります。例えば、現状順調に売れている製品の製造コストの低減活動などです。
「通常の問題」が一通り見つからなくなった(解決された)としても、「より質の高い問題」というのは無限にあります。
◆組織の活性化
企業が末長く発展していく上で最も大切なことは、社員を大切にし、社員にやる気を持って働いてもらうこと、そして社員各人が当事者意識を持ち、一致協力して同じ目標に進んでいくことです。
このような職場の好ましい雰囲気(組織風土)をつくるには、単に人事評価・給与制度を整備するという外面からの手段では片手落ちであり、社員に心底から仕事に愛着を感じてもらう個人の内面からの動機付けが必要です。
このような動機付けをどのようにして行っていけばよいのか、等について貴社のお手伝いをします。
◆生産性向上・品質改善 (モノヅクリ)
生産性向上のためになすべきことはたくさんあります。
貴社にとって必要なものは何かを考え、最適な方法を選択し、その実行をお手伝いさせていただきます。例えば整理整頓に始まる5Sの導入、リードタイムの短縮、不良品の削減、ヒューマンエラーの防止、モノヅクリノウハウのマニュアル化、などについて貴社のお手伝いをします。
◆マーケティング・販売
今の世の中は、売れるものを最初から意識して作ることが必要です。そのためには ”社員全員が営業マン” という意識を持つことが求められます。そこで、貴社の販売関係者はもちろんのこと、製造関係者にも『顧客を意識したマーケティング』という基本概念を理解いただくこと、更に、売れる製品を作るためにはどのようにすればよいか、顧客のニーズを的確に捉え固定客として確保するにはどのようにすればよいか、等について貴社のお手伝いをします。
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